(昨日のブログでお伝えした通り)
生産性の上がらない原因が前工程の問題であることがわかりました。
そこでさらに分析を進めることになりました。
欠品なし
設計図面の間違いなし
毎月の欠品は100件前後で推移しています。
欠品により、生産工程はかなり足を引っ張られる形となっていることがわかりました。
「生産管理の伝票はどうなっているんだ。」
「納期フォローはしっかりできているのか?」
こんな声が聞こえてきます。
しかし、13ヶ月のデータをさらに層別してみると、
下記のような要因が浮かび上がって来ました。
メーカー(取引先)納期遅延
仕様未確定
出図遅延
伝票ミス
生産管理の伝票ミスはゼロではありませんが、比較的少なく、
取引先の納入遅延が大半を占めていたことがわかりました。
ここで、仕入れ先の管理責任と言うことで、調達の管理はどうなっているのか?
この段階で、『調達が管理を怠っているんだ。』で済ませてしまうと、
まだまだ先があります。
さらに、層別の仕方も見直して分析を進めていきますと、取引先の納入遅延の大半が、
約束の納期を確保されていなかったことによるという原因が見えて来ました。
「仕入れ先の問題」ではありませんでした。
(仕入れ先の遅延もありましたが、1件だけでした。これは別途対策を考えます。)
そうしますと、下記のような責任区分が考えられます。
メーカー(仕入れ先)納期遅延=営業・設計責任
仕様未確定=営業責任
出図遅延=設計責任
Comments