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執筆者の写真Hatsuo Yamada

⛳️絶滅危惧種のゴルフクラブ: Royal Troon Portland Course

更新日:2022年5月29日


私がクラブを作ってもらったり、スイングを見てもらったりしている師匠が、横須賀の大谷部というところで、ハミングバード・スポルテ(HBS)という名前のお店を営んでいます。


悶絶はすでに6年も続いていました。

「もうやめたい、元に戻したい」と意を決して師匠に伝えました。

返ってきた答えは、「もう元へは戻れません」

 

2018年8月 Irvineのハーバーライトに宿泊して、近くのゴルフ場を存分に楽しんでおりました。Routenburn Golf Club、Irvine Golf Club、Western Gales、そして、Birth place of The Open= Prestwick でのお話はすでにみなさんにお伝えしました。


この年もスコットランドへ出発する前日は、新潟から新幹線で帰ってきたのですが、台風が接近していて、暴風の中帰宅しました。それでも出発当日は晴天になり、ことなきを得ました。


同じように出発の時には何かが起こることが多く、2013年のIrvine訪問の時には、まだ会社に在籍していました。数週間前から仕事が滞らないように注意をしていたのですが、当日になって副社長より呼び出しがあって、プレッシャーを感じながら、それをなんとか凌いで、日本を出発したこともありました。


今回は、憧れのRoyalTroond です。

残念ながら、Old Course は予約できませんでしたが、Portland Course をラウンドすることができました。


下の写真のダイニングルームはゴージャスな雰囲気で、こんなクラブのメンバーになることができたら、幸せです。ブログにこう書いた以上、「Royal Troon のメンバーになる」を自分のゴールの一つに加えたくなってきました。


これから私は毎日、セルフコーチングをします。

「自分は、すでにRoyal Troon のメンバーとして、このダイニングに座ってスコッチウィスキーを楽しんでいる」というイメージのアファメーションを繰り返して、エフィカシーを上げていきたいと思います。


Royal Troonは、確か前回のThe Open の時に、女性にも門戸が開かれたというニュースを読んだ記憶がありますので、外国人に対しての規定がどうなっているのか気になるところです。しかし、セルフコーチングに、マイナスイメージはご法度ですので、前向きに情報を入手していきたいと思います。


 

悶絶ゴルフも7年目に入り、ゴルフクラブに教えてもらいながらも、HBSの理論が頭の中で動画のイメージとして出来上がりつつありました。


多くの方が信じているシャフトの使い方は、振り子のようにヘッドをグリップよりも多く速く動かします。

しかしこの方法ではシャフトもヘッドの重さも活きてこないことが、少しづつ理解できるようになってきました。


シャフトの役割は、下記の通りです。

  • ヘッドやクラブの重さを打ち手に伝える

  • ヘッドの重さを利用して グリップを移動させる

  • クラブ(グリップ)を人力の補助として移動させる

Top of the swing の位置で、ヘッドやクラブの重さがグリップに掛かり、そのグリップが『次』の動作の妨げにならないように注意することが必要です。


このトップの位置にしてしまうと、余程の練習か、体力で我慢しない限り、右サイドを潜らせて、上を向く動きになります。

これを日本では、古来から明治の大砲と言います。

明治時代の大砲は、ボールを発射した時の衝撃で、後ろに跳ね返されてしまいましたので、ゴルフスイングも同じような動作になってしまうという意味です。


この動きは、若者の場合には、体の柔軟性で弓のように反ることによって堪えることができますが、私のような老人にはその動きはできません。

若手のプロゴルファーでは、体をそらせずに、飛び上がるような動きをする方もいます。


シャフトと仲良くすることが出来ると、Top of the swing 以降、シャフトはグリップを、クラブ全体を進行方向に押してくれます。シャフトからはより左に、より下に、より打球方向にクラブを押してくれルような力を感じることができます。


これが悶絶クラブの恩恵なのですが、私は2代目の悶絶クラブに替えてから、やっとシャフトから、ボールの飛球線前方へ導いてくれる力を感じることができました。


その強さ、速さは 柔らかいものほど、ヘッドの重いものほど強く、速くインパクトポイントを左にしてくれて、インパクトまでの時間を短縮してくれます。


ゴルフクラブもCMなどで、「シャフトをしならせて、しなり戻る力で飛ばす」などと宣伝されていますので、誤解をしていらっしゃる方も数多くいらっしゃいます。


シャフトは特性上、一度しならせてしまうと元に戻ろう、復元しようという特性が働きます。その特性は、グリップから動かそうした時に対してはプラスに働きますが、振り子のイメージで、グリップを止めて、ヘッド単体を動かそうとする動きに対しては、グリップの移動を妨げる動きになってしまいます。


振り子イメージですと、気分は「ヘッドが速く・たくさん動いている」になりますが、実際にはクラブ自体の移動は遅くなり、それによって 体の回転についていかなく、遅れの原因になります。


テークアウェイでは、シャフトは極力しならせてはイケマセン。


 

この年はIrvineについてからも、付近のゴルフ場の空きを探していました。

Royal Troon は一度は、プレイしてみたいと思っていましたので、インターネットで調べていると、ポートランドコースに空きを見つけることができました。


それまではポートランドコースがあることを知りませんでしたが、出発前のJとのメールのやり取りで、ポートランドコースという名が上がっていたのは、Royal Troon のことだったのだと、この時に情報がつながりました。


Royal Troon は、2013年の時に、Jに案内してもらい、プロショップでお土産を買いました。この時に買った赤いレインウエアは、今でも愛用しています。


私の数少ないLinks 経験の中ですが、プロショップでショッピングを楽しむことが、ゴルフプレイの2番目の楽しみです。


私のプロショップランキング、1位 Royal Troon、2位 Prestwick、3位 Western Gales、4位 Nairn、5位 Kings Barns、6位 Castle Stuart、7位. Dundnald、8位 Royal Dornoch、9位 Brora、10位 St Andrews(The Old Course Shop)


上記の中でも、日本からNet Shoppingを受け付けてくれるのが、今私が利用しているショップだけですが、Royal Troon、Prestwic、Broraの3箇所です。昨年新装開店したDundnaldのプロショップに問い合わせてみましたが、返事をもらえませんでした。


私は、どのプロショップにもあるセーターが大好きで、Irvine Golf Club、Royal Troon、Royal Dornochのロゴ入りのセーターを愛用しています。私の住んでいる東京近辺では、数ヶ月しか必要ないのですが、東京の冬では快適なゴルフができます。


残念ながら、Machrihanishのセーターは、タンスの中で虫に食われてしまい、穴が空いてしまいましたので、やむなく捨ててしまいました。


Jは土・日のシフトを代わってくれる人がいなくて、休みが取れなかったようです。一緒にプレイできなかっtことは残念でしたが、私がレンタカーを返却した後は、友達として全面的に送迎をしてくれるようです。

本当に優しい心を持った良い友達です。


ポートランドコースでは、1番ホールのティーが特定できず、少し戸惑いました。前のプレイヤーがいれば、すぐにわかったのですが、ポートランドコース全体にはプレイヤーが少なく、閑散としていました、

近くに家があったので、周囲をぐるっと回ってみますと、家の中に人影が見えましたので、外から声をかけて聞いてみました。すると、その反対側がティーグランドだったのです。


一人でのラウンドですから、気ままにゆっくりと楽しんでいきました。

スタートホールは3オン1パットでした。自分としては物凄き気持ちの良い滑り出しでした。距離が長いのでバーディを取ったような気持ちでした。


しかし、なかなかその気分を持続することができません。ポートランドコースは、ホールごとに風景が推移していきますので、変化があって楽しいコースです。

突然3番は、2つのロストボールで大崩れとなってしまいました。


このコースでは、赤、黄、青のスティックで距離を表示してあります。初めて一人でラウンドしてもわかりやすく、ラウンドしやすい工夫がされていました。


4番は190ヤード、パー3。ボギーでした。3Wのあたりは悪くなかったのですが、アプローチが寄りませんでした。


ここで前の組に近づいてしまいました。前の組の人たちは4人で回っています。

夏の雨なので心地よい刺激が感じられて邪魔になりません。この時期の日本の夏は暑さもピークになっていて、湿度も多く、”蒸し暑い”という言葉があるくらい毎年恒例の気候です。



私の数回のスコットランド旅行では、”蒸し暑い”暑さを経験したことがありません。しかも、エアコンは不要です。私は暑がりなので、この気候も私にとって、スコットランドの夏は最高の贈り物です。


5番ホールの途中から雨が強くなってきました。前のプレイヤーたちのプレイが取り分けゆっくり動いているように見えたのは、気のせいだったのでしょう。


待ち時間が多そうだが、まぁ仕方がない気長にやろう。早く上がっても12時ぐらいには終わってしまいます。




こうやって独り言を言いながら、悔しがったり、喜んだり、

もし誰かが、私の後頭部の上あたりに取り憑いていて見ていたら、どう言われるのやらとふと思いましたが、そんなこと気にしていたら楽しいゴルフにはなりません。


最終18番は完璧でした。ティーショットもセカンドショットも最高でした。終わりよければすべてよし!


楽しいラウンドは13時に終了しました。

このあとダイニングで、スープとエールをご馳走になって、Jに迎えに来てもらって、ハーバーライトに戻りました。


みなさんには退屈なゴルフの話だったでしょう。お付き合いありがとうございました。


この夏は、この後ターベリーで締めくくりました。





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