製造工程のカイゼンは、物理空間での出来事、
製品開発プロセスのカイゼンは、情報空間での出来事です。
先日苫米地博士のバラいろダンディで、ソフトウエア開発について解説されていました。
ウォーターフォール型⇨アジャイル型⇨DevSecOps
大きくまとめると、開発手法の上記の3段階になり、
これからはDevSecOpsが主流になるということでした。
また、昨年(2020年)10月5、6日の「DevSecOps Days Tokyo」
を聴講させていただき、
情報空間ではものすごいレベルまで進んでいるということを知りました。
私はIT業界に関しては、全くの素人です。
しかし、博士の解説を拝聴した後、私のRASが開いたのか、
ソフトウエア開発関連の情報が私の脳に入り込むようになってきました。
私の身近なとこrでは、「ウォーターフォール」とは、「方針管理」にも
使われている言葉であります。
上位の方針が滝のように下位に伝達荒れて、
課題を解決する仕組みであると理解しています。
正確に上位方針を下につなげるためには、ドキュメントなどを活用する必要があり、時間がかかる要因になります。この方針管理は、トヨタが大事にしているTQM(QC)の世界です。
(変えて良いもの、変えてはいけないもの)
博士の説明に戻ります。
現在の日本のソフトウエアは、ほとんどがこのウォーターフォール型で
作られたものだということでした。
さらに、建築物と同じゼネコン方式の受注形態を取っていて、長い構造になっているので
問題を見つけるのが困難なソフトになっているということでした。
早くアジャイルやDevSecOpsの移行しなければ、大変なことになるぞと思います。
アジャイル」には“素早い”という意味があり、サービスインまでの期間を短縮できることが最大の特徴だということです。
この説明だけではどうもピンときませんので、ネット検索して調べているうちに、
『カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで』(市谷 聡啓, 新井 剛 著)より という本があることを知り、早速読み始めました。
もともと「カイゼン」という言葉がタイトルについているので、私の専門分野と何か関連が
あるのではないかと思いながら、読み進めましたところ、
『「あるべき姿」と「現状の課題」を洗い出す。まずは、あるべき状態は何かを定める。①のミッション、ビジョンから描けるはずだ。「あるべき姿」と「現状」との差が捉えるべきギャップになる。このギャップが取り組むべき課題になるというわけ。』
「・・・あれ?全くトヨタ式TQMと同じだ。これならわかり易いな」
しかし、こんな訳のわからない文章も見つけました。
『CCPMとは、各タスクには個別のバッファを持たずに抑えた見積もりをして、全体としてのバッファを持ってプロジェクトを管理する方法です。』
TOCと同じように、バッファーを管理するという考え方のようです。
思わずTwitterにツイートしてしまいました。
「バッファを管理してどうするのでしょう?いらない在庫を作って管理することと同じです。必要ないものを管理するのを仕事と言えるでしょうか?今この本を読み出して我慢できなくなりました。」
さらに、アジャイルをもっと調べて見ますと、
意外と、トヨタ式との関係が深いことも見えてきました。
このお話は、次に続きます。
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