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執筆者の写真Hatsuo Yamada

情報は抽象度を上げて、眺めることをお勧めします。

更新日:2022年5月29日



製品開発はどんな具合ですか?


あなたのRASは、開きましたか?

その前に、スコトーマは外れましたか?

 

皆さんにプレッシャーをかけるつもりはありません。

あまり頑張らないでください。


「新たな製品を開発したい、したい」と真剣に考えていれば、あなたのマインド(脳)がよい方法を見つけてくれます。


人によって個人差があるようですから、全員が同じようなタイミングでひらめく訳ではありませんが、早い人はもう変化が訪れているかもしれません。


今までの延長ではなく、現状の外側へ脱出すれば、

現状の技術を根底からひっくり返し、今までにない、新たな技術のヒントが見えてきます。


みんなで集まって、みんな腕を組んで、下を向いて、うんうん唸ってもダメですよ。



リラックスすれば、あなた脳は

最高のパフォーマンスを上げるようにできています。


ねじり鉢巻で頑張って、いくら力んでみても、逆効果です。


スティーブ・ジョブズのconnecting the dotsを覚えていますか?


前のブログで説明した通り、


カリグラフィーの知識と、マッキントッシュの開発とはまったく関係がなかったのです。


それを見事に統合し、パーソナルコンピュータの画期的な進化を実現したのが、

ジョブズです。


この情報を統合する能力をゲシュタルトと言います。


一見関係無いような点と点を一つ上の視点で統合し、新しい価値を創る。それがジョブズの言うconnecting the dotsです。


出来るだけ遠い点同士を結びつけることで、よりダイナミックなゲシュタルトを創ることができます。


開発者の知恵が、エンドユーザーをはじめ、製品を作る人、それを取り付ける人など、関係者の仕事に価値をもたらします。


スティーブが、二つの点を繋いで、一つのものに統合したから、MACのユーザーは夢を持ってコンピュータを膝の上に置いて、さまざまなものをクリエイティブに創造しています。


エンジニアだから、イノベーションにチャレンジできるのです。


あなたのアイデアが、関係者に価値をもたらします。


まだ、自分がスコトーマに遮られているようだと思ったら、

頑張らなくてよいですから、力を抜いてください。


よいアイデアが見つかった時の自分の笑顔や周りのメンバーの喜ぶ姿を創造してください。


もしかしたら、あなたはしたり顔をしているかもしれませんね。


「やったぞ!」とガッツポーズをしているかも。


「忙しくて、そんな馬鹿なことやっている暇がありません。」

と思うかもしれませんが、あなたは今自分のやりたいイノベーションを探し初めたところです。机に齧り付いていたって、よいアイデアを絞り出すことは、むずかしいでしょう。


アメリカの水泳の金メダリスト、マイケルフェルプスは23個の金メダルを獲得しましたが、コーチのマークシューベルトに勧められて、毎日あることをしていました。

  1. 毎日他の選手の倍の練習をこなした

  2. 基礎体力を強化するために、毎日10km走った

  3. 毎日教会に行って、神様にお祈りをした

この3つの中には、正解はありません。


コーチのマークシューベルトは、水泳の技術的なことを教えるのではなく、

マイケルに、毎晩寝る前に、オリンピックで自分が優勝した場面を思い浮かべて、その時自分が何を感じているかを想像するように勧めました。

マイケルは、表彰台に登った時に見えるもの、匂い、音などをイメージしていました。


「ゴールの臨場感を高めるためです」


これによって、マイケルの無意識は、優勝を確信するようになります。

マインドが優勝を確信しているのです。


タイガーウッズも、米軍に所属していた父のアールウッズから、小さい頃からマインドの使い方を教わっていたと言われています。


米軍のグリーンベレーは、タイス式のコーチングを受けています。アールウッズもコーチングを受ける地位にいたようですので、この話は信じて良いと思います。


タイス式のコーチングは、苫米地式のコーチングとほとんど同じ内容ですので、ここまで書いてきたことは、二つのコーチングの共通の理論に基づいています。


フォーチュン500のに選ばれた企業の半数の会社で、タイス式を採用しています。

また、元祖のルー・タイスと苫米地博士は、多くの国の大統領をコーチングしています。


よく、上司と部下のコミュニケーション術を教えるようなコーチングがありますが、そんなコーチングだったら、私が認定を受ける価値を見出すことはありません。


TQMをやれば十分です。


前にも書きましたが、脳の情報制御機能(RAS)と言うのは、人の脳の活性化ネットワークのことです。

そのときに重要であると思った部分だけを通す、フィルターのようなものです。


なぜ私たちにスコトーマがあるかといえば、それはRASがあるからなのです。私たちの脳がRASによるフィルターを通して、目の前の現状を見ている限り、そこにはスコトーマがあり、現実世界をそのまま認識している人は一人もいないのです。


つまり、人はそれぞれスコトーマとRASを持ち、その結果として自分のわかっている都合の良い世界だけを見ているのです。


RASのフィルターが開いたら、重要な情報が見えてきます。


その重要な情報は、一見重要ではないかと思えるようなものかも知れません。


それを繋いで新たな技術を発見するのは、あなたです。


新たに見えるようになった情報や、現状の技術を分析してみるとき、一つの視点だけでなく、さまざまな視点でみることが重要です。


中でも、上から見てみることをお勧めします。

普通はものであれば、いろいろな角度から眺めてみて、そのものを理解するということをやると思います。


情報ですから、物理的に上とか下とかは言えませんので、抽象化と具象化ということです。


具体的な情報が、下にあるというイメージだとすると、上から見るのが、抽象度を上げてみるということです。


情報の抽象度を上げると、それまでとは違って見えてきます。

余計な情報が隠れて、重要な情報だけ見える場合があります。


ぜひ、参考にしてみてください。


くれぐれも、スコトーマを無理やり外そうとしないでください。

無理やりやっても、外れる物ではありません。


マイケルのように、ゴール達成の臨場感を高めること。

タイガーのように、自分の力を信じること。


これを参考にしてください。



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