「部下にもっと主体性を出してほしい」
「もっとチームの一体感を高めたい」
「部下や組織は思うように動かない 」
世の中のリーダーの悩みとしては、このようなことが多いようです。
そこで声の掛け方、心の動かし方、を教えますという教育講座がたくさん生まれています。
私もコーチとしてモチベーションの重要性は理解しているつもりです。
モチベーションを高めることを手段だと考えているとしたら、
本末転倒ではないでしょうか?
「主体的にやってほしい」、「皆、もっと一体になろうよ」と言っても
「どうしてですか?」「何のために?」という本音の質問が出てきます。
人は、自分の納得するゴールを設定して、本当に速に到達したくてたまらない状態になると
居ても立っても居られない状態になり、ゴールに向かって歩き出します。
自分の納得するゴールを設定して、本当に速に到達したくてたまらない状態を作ってやれば、主体性を持って、チームの一体感を感じながら、自らそこに進んでいきます。
このためには、「課題の背景も含めて目的を腹落ちさせる」ことなのです。
TQMでは、リーダーシップを、方向性の共有と推進力と説明します。
方向性の共有は、
職場のメンバーと一緒に達成すべきゴールの方向性を明示する
そのゴールをメンバーと共有して、共感を得る
推進力は、
ゴールに向かってメンバーを導く力
ということです。
これを日常管理・方針管理という仕組みとして常日頃、運営していきます。
全社の課題達成の活動が、仕組みとして動いています。
そして、それを支えるのが上司・部下のコミュニケーションです。
真剣に課題か愛結に組織で取り組んでいれば、自然とコミュニケーションも活発化します。
結果である、コミュニケーションの活発化やモチベーションの向上を
手段としても効果はありません。
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